こんにちは!トレジャーワークスの村上です。
今回は温故知新(おんこちしん)という四字熟語についてお話ししたいと思います。以前学んだことや、昔の事柄を今また調べなおしたり考えなおしたりして、新たに新しい道理や知識を探り当てることとされていますが、この考え方は今とても大切になってきていると思います。
分からないことなどがあった時に私たちはスマホやパソコンで検索したり、よりコアな情報についてはSNSで調べたりすることでデータを得ています。昔よりデータが簡易的に手に入るようになったことで、単純に仕事や勉強が効率化したり、収集できるデータの量が増えたのはとても良いことだと思います。しかし、データを自分の情報として咀嚼しなければ本質や応用的な内容を見逃してしまう可能性があると考えられます。例えば、毎年この月のこの日はここでこういった生物の群れが確認できる、といったデータがあったとします。このデータをそのまま活用する場合、群れを確認する為にはその日にその場所に行けばいいということになります。勿論これで目的が果たされるのであればそれに越したことは無いです。しかし、なぜその日にその場所で群れが確認できるのかを考えた時に、気温や地形であったり、それがいったいどのくらい昔から確認されているのかなど、付随するデータも存在します。これらを知る、考える、予測することで自分だけの情報にすることができ、もしかするともっと簡単に群れを観れる場所があったり、もっと沢山の群れを観れる場所があるかもしれません。つまり、データは万人に対して平等なものですが、掘り下げたり関連付けることで自分に都合の良い情報に加工することが出来るということです。自分にとって何が大切なのかを理解して、必要な情報を得て学習してゆくことで生活が豊かになっていくと改めて思いました。