天皇賞・秋 2022

こんにちは!トレジャーワークスの村上です。

先週の菊花賞は白熱しましたね!ブログで紹介した3頭からアスクビクターモア(1着)、ジャスティンパレス(3着)と2頭が好走してくれました(^^)その後の予想で私自身本命をボルドグフーシュ(2着)にしていましたので、最後のゴールの瞬間は絶叫していました(笑)久しぶりに全身の血がボコボコと湧き上がるようなレースを観ることが出来て、改めて競馬って素晴らしいなぁと思いました。さて、今週末にはこちらも激戦必至の天皇賞・秋が開催されますね。「春を盛り上げた3歳勢VS本格化を迎えた4歳勢」といった構図になっていますが、一体どのような展開になるのでしょうか。今回も注目馬を3頭に絞って展望していきたいと思います。

まずは、推定1番人気の3歳馬イクイノックスです。イクイノックスは今年のクラシック皐月賞2着、東京優駿2着と惜しくも勝利には届かなかったものの一級の走りを見せてくれました。父は天皇賞春秋連覇のキタサンブラック、母はシャトーブランシュで母父はキングヘイローです。欧州の名血ダンシングブレーヴの血が流れており、今回の舞台に最も適性のある血統と言われています。また、イクイノックスは馬体がとても美しく、まるで手を触れたらそのまま沈み込んでいってしまいそうな青鹿毛に、均整のとれたフォルム、インパクトのある太い流星と、3歳にしてスターホースの貫禄さえ醸し出しています。今回もノーザンファームの天栄で仕上げられてくるということで、ここにかける思いも強いのではないのでしょうか。夏を越えて心身共に成長しているイクイノックスを期待しています!

次は、スーパーGⅡ札幌記念でパンサラッサの逃げを捉え、勝利を手にした推定2番人気ジャックドールです。逃げ馬群雄割拠の昨今、遅れてきた2021年世代の1頭として、連勝で金鯱賞を制し、初のGⅠとなった大阪杯でも多くの実績馬相手に5着と健闘しました。前走の札幌記念では番手に控える競馬で勝利を手にしたことはジャックドールにとって、とても大きな収穫だったと思います。父は天皇賞秋を勝利したモーリスで母はラヴァリーノ、母の父はミスプロ系のアンブライドルズソングと欧州と米国のタフさとパワーを兼ね備えた血統です。スピードの持続力を求められる今回のレースに適した血統と言えます。前走と同じく逃げを主張するであろうパンサラッサと、同じく前に行けるバビットがいるので、実質3番手で馬群を先導する形になるのではないでしょうか。鞍上も継続して藤岡佑介騎手なので、この馬のリズムを大事にしながら最高のパフォーマンスを引き出してくれることが期待できます。近年でも突出した強さを誇る現4歳勢の力を遺憾なく発揮してもらいたいです!

3番手にあげさせてもらうのは推定3番人気、2021年東京優駿優勝馬シャフリヤールです。国内でジャパンカップ3着の後、海外GⅠドバイシーマクラシックを制し、次走もプリンスオブウェールズに出走と海外連戦を経験しました。父はディープインパクト、母はエーピーインディ系のドバイマジェスティです。クラシックで活躍が期待できる一瞬の切れ味を重視した血統でシャフリヤール自身も、毎日杯、東京優駿、ドバイシーマクラシックと勝った時はラスト1ハロンの末脚が炸裂していました。今回のレースは一瞬の末脚というよりかは3ハロンの持続的なスピードが求められるので、決して最適な舞台とは言えませんが、自力のある馬なのでポテンシャルでカバーしてくる可能性は大いにあります。鞍上も世界の名手C.デムーロが短期免許で来日し、騎乗予定なので人馬共にワールドクラスの力を見せてくれることを期待します!

府中の2000mという誤魔化しのきかない舞台。いったい今年はどの馬が、どの騎手が、どの陣営が秋の盾を手にするのでしょうか。伝統の一戦、楽しみましょう!

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