菊花賞 2022

こんにちは!トレジャーワークスの村上です。

久々競馬の話題です。今週末はいよいよ牡馬クラシック3冠の最終関門、菊花賞がありますね。皐月賞は「最も速い馬」、東京優駿は「最も運の良い馬」、そして菊花賞は「最も強い馬」が勝つと言われています。それもそのはず菊花賞は阪神芝3000mという過酷な距離でおこなわれる為(京都競馬場改修の為今年まで阪神競馬場で開催)、勝つ馬は当然スピードとスタミナを兼ね備えた最強の馬なのです。去年は現在日本最強と謳われるタイトルホルダー、一昨年は無敗3冠馬コントレイル、その前は後に天皇賞春を勝利するワールドプレミアと、ここ最近の年だけ見ても間違いなく強い馬が勝っています。それでは今年は一体どの馬が勝つのでしょうか。有力馬を中心に分析していきたいと思います。

まずは、推定1番人気1枠1番ガイアフォースです。前走トライアルのセントライト記念で東京優駿3着馬アスクビクターモアとの追い比べを制し、出走権を手に入れました。父はキタサンブラックで菊花賞勝ち馬です。また母父のクロフネの血がよく出ているのか白に近い綺麗な芦毛で、馬群の中でもひと際目を引きます。新馬戦では後の東京優駿優勝馬ドウデュースの2着でしたがその後は怪我の影響で戦線を離脱。クラシックは今回が初参戦です。19日の最終追切では栗東の坂路でダイナミックな動きを見せてくれました。遅れてきた大器が初のGIでどのようなパフォーマンスを見せてくれるのかとても楽しみです。

次にご紹介するのが推定2番人気7枠14番アスクビクターモアです。前走はトライアルのセントライト記念でガイアフォースに敗北を喫したものの、ここまで東京優駿3着や弥生賞ではドウデュースにも勝利を収めている実績から、能力は間違いなく一球と言えます。父は2005年の菊花賞勝ち馬であり、数々の伝説を残したディープインパクト。母はカルティカなので母系にレッドゴッド系の血が流れています。重心の低い伸びやかなストライドが能力を証明しており、長距離にも適した走法だと思われます。枠は7枠とやや外目になりましたが、阪神は最初のコーナーまで距離がある為、そこまでロスは無く、寧ろ好位置を窺える良い枠と言えるでしょう。これまで掲示板を外していない堅実な走りが、確固たる勝利への礎になるのか、好走に期待です。

最後に推定3番人気8枠17番ジャスティンパレスです。前走はトライアルの神戸新聞杯を2着に3馬身半の差をつけて圧勝。これまでGI3連戦で培ったその能力が開花しました。最終コーナーを抜けて他馬を突き放す光景は例年の菊花賞勝ち馬に重なるものを感じました。父はディープインパクトで、母はパレスルーマーなので母系はヌレイエフの血統です。2歳GIホープフルステークスではキラーアビリティの2着になるなど早くから能力の片鱗を見せておりましたが、前走の圧勝はかなりのターニングポイントだと思われます。ロスの無い完璧な位置取りと勝利を決定づける追い出しのタイミングで前走エスコートした鮫島克駿騎手が継続騎乗することで、今回も同じような騎乗が出来ればかなり期待できる1頭になるかと思われます。秋のGIが始まりこれまで2戦とも若手機種のGI初制覇という流れが来ているので、鮫島騎手もここで一発という気持ちもあるのではないのでしょうか。人馬一体で勝利を手にしてもらいたいですね。

今回は何年かぶりに皐月賞と東京優駿の1,2着馬が不在ということで、かなり混戦ムードが漂っていますが、トライアルの重要性や内容を踏まえると、やはり上記の3頭はかなり有力かと思われます。今年はどのようなスターが生まれるのか、楽しみですね。

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