トレンドはどこから生まれる?

こんにちは!トレジャーワークスの村上です。

皆さんはトレンドのチェックをしたりしますか?毎日のように新しいものや言葉、概念が生み出されていく今の世の中は、自分の仕事に関係する分野だけでなく、衣食住、趣味嗜好にも対応力を求められる風潮があると思います。勿論流行りは気にせず、自分の好きなもの、お気に入りの物を長く使ったりする人もいると思いますし、それはとても素晴らしい事だと思います。そういったずっと自分の生活に組み込んでいきたいと思えるようなものを見つける為にもトレンドのチェックは大切になってきます。特にSNS最先端の世代であるZ世代以降の若者にとっては、何が今ホットなのかを知ることは必要不可欠となっており、若者の間で流行ったものが上の世代も含めたメインストリームになっていくといった傾向も見られるようになってきました。では若い世代の人たちは一体どのようにして好きなものを認識していくのでしょうか。

まず挙げられるのがインフルエンサーの存在です。芸能人やモデル、YouTuberなどが着ている服をカッコいい、可愛い、自分も欲しいと思うことはよくあることだと思います。特別な環境で活躍する人たちへの憧れから、自分も真似したい、近づきたいと思うことで、それが自己実現へと繋がっていきます。そもそもファッションのみに焦点を当てると、ハイブランドが生み出した新たな価値観は、ファストブランドなどが安価で制作することで大衆にいきわたります。根本にオリジナルを創造する人がいて、それを模倣、習得しやすい形にして大衆に広め渡らせる人、それを受け取り楽しむ人といった感じに流れが出来ていきます。どんなに良いものでも多くの人に受け入れられるにはとっつきやすさや親しみやすさを内包する必要もあります。その為、完全に憧れの対象と同じ条件になる必要があるわけではなく、似たものや尊重したものであれば十分に満足できると思われます。

では、インフルエンサーを介さない流行はどのように生まれるのでしょうか。Twitter、Instagram、TikTokなどを見ていると、一昔前にニコニコ動画などのコンテンツで流行ったネットミームをそういったことに興味の無さそうな若い世代が使っているのを見かけます。有名なものだと「~しか勝たん」とかですかね。「~しか勝たん」は自分の推しや好きなキャラクターなどをもちあげる際に使われていたネットミームですが、今では「睡眠しか勝たん」など行動や事象を評価するときに使われているケースが見受けられます。こういった、言葉に関するトレンドは、「耳障りの良さ」がとても関係していると私は思います。つい口にしてしまうような語感の良さや、どのシーンでも使える利便性が、年齢性別問わず多くの人に使われる言葉を生んでいるのだと思います。若い世代の人達は動画を観るときに1.5倍速にしたり、10秒スキップの機能を多用したりする傾向もあるらしく、情報を深く時間をかけて入手するというよりは、できるだけ効率的に沢山の情報に触れたいという広く浅くの考え方が優勢な気がします。コストパフォーマンスならぬタイムパフォーマンス(タイパ)なんていう言葉もあるようで、効率性をどれだけ重視しているかがよく分かります。

これらのことからトレンドを早めにキャッチするには、「なんか好きだな」というような自分だけの感性を大切にしてあげることと、自分の価値観や傾向を知る、延いては自己理解を深めることが重要だと思いました。2023年はどのような流行が訪れるのでしょうか。今から楽しみです。

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