こんにちは!トレジャーワークスの村上です。
先週はこの秋のGⅠラッシュの中でGⅠの無い谷間の週でしたね。その代わりそれぞれ2つずつGⅡとGⅢがありましたがどのレースもかなり荒れて難しかったと思います!(;’∀’)
私は2歳牝馬GⅢのファンタジーステークスで10番人気リバーラの複勝1点買いが見事的中して良かったのですが単勝にしておけばよかった…!というあるあるを経験しました(笑)
さて、今週のGⅠは阪神競馬場でエリザベス女王杯が開催されます。古馬混合の牝馬限定戦となり、このレースも例年一筋縄ではいかない傾向にあります。記憶に新しい去年は1着10番人気アカイイト、2着7番人気ステラリア、3着9番人気クラヴェルで決まり、3連単の配当は約340万円でした!(*_*;
ただ難しいレースほど予想のし甲斐がありますよね!今まで菊花賞、天皇賞秋と推定上位人気馬3頭に絞ってご紹介してきたのですが、今回からはレース展望を踏まえて注目馬は1頭に絞ってご紹介していこうかなと思います。ご参考になりましたら幸いです(^^)
さて、まずは阪神競馬場芝2,200mというコース形態に関してですが、この2,200mという距離が波乱を演出しています。競馬には根幹距離というものがあり1,600m,2,000m,2,400mと400m刻みになっています。これが一般的に多くの重賞が行われるベーシックな距離であり、生産者や厩舎の方々はこの距離で走る馬を配合、育成していく為、ディープインパクト系やキングカメハメハ系などの主流血統が得意とする距離でもあります。その為、クラシックで活躍した血統から少し離れた所にある血統を持つ馬に活躍の機会が設けられるということが考えられます。また主流血統であってもクラシック戦線を戦ってこなかった馬や適性が根幹距離で無い馬にもスポットを当てる必要があります。またこのレースはリピーターも多く輩出しています。2019年、2020年はともに1着がラッキーライラック、3着がラヴズオンリーユーでした。また2017年から2019年にかけて3年連続人気薄で2着に入ったクロコスミアなど、明らかにこの距離に適性のある馬がいるので、去年1着で今年も出走するアカイイトにはマークが必要かと思われます。では、このレースで好走する条件は一体どのようなポイントが挙げられるのでしょうか。まずは父系です。過去5年で3着以内になった馬が15頭いるとして(重複を除く)そのうち13頭は父がヘイロー系になります。ヘイローはサンデーサイレンスやロベルトの父系である為、日本の芝に適した主流血統です。ここからは個人的な見解になりますが、阪神芝2,200mでは4コーナーでの位置取りがとても大切になってくると考えており、3,4コーナーのコーナーワークでトップスピードに入りながら好位置につけ、そのまま最後の急勾配を駆けあがるというのが好走パターンに当てはまると思われます。その為過去のレースを反芻し今回のレースでもそのイメージ通りの走りが期待出来る馬を見つけたいと思いました。
その結果、今回私が注目する馬は「デアリングタクト」です。推定1番人気にはなると思いますが、私が一番良いイメージを持つのが秋華賞を買った時の内容です。その時は京都競馬場だったのですが、4コーナーで既に好位置につけそのまま押し切りました。その時の上がり3ハロンも35.8というタイムで今回の上がりもこのくらいかかるのかなとふんでいます。また、まだ分からないのですが当日雨予報もあり、もし馬場が渋った場合のことを考えても、デアリングタクトは桜花賞で重馬場を突き抜けた実績からマイナス材料にはならないのかなと思っています。ずっと応援してきた馬なので思い出補正もかかってしまっているかもしれませんが、再び女王の座に返り咲く姿を見たいと強く思います。