こんにちは!トレジャーワークスの村上です。
金木犀の香りがふわりと漂ってくる秋らしい空気になってきました。前にもブログで書いたことがあると思いますが、こういった季節が変わる時期の匂いというか空気が本当に好きで、金木犀のような分かりやすい香りだけでなく、懐かしいような香りや街の香りみたいなのがあって、それを強く感じるのが春と秋の夕方~夜の時間です。春の切ないような香りとはまた違った感じで、風は冷たいけれど心は温かくなるような、そんな香りがします。またジンクスというか自分がそう思っているだけかもしれませんが、いい匂いがしたときはその後に何かいいことがあることが多いので、毎回楽しみにしています。
【今週の競馬】
今週末は改装された京都競馬場で初めてとなる秋華賞が開催されます。3歳牝馬限定のGⅠレースで牝馬三冠の最終戦となります。今年はなんといっても圧倒的な強さで二冠を手に入れた「リバティアイランド」がどのようなレースをするかに注目が集まっていると思います。事前評価では勝利はほぼ確実で、単勝オッズも1.2~1.3倍くらいになるのではないかと言われていますね。それもそのはずでこれまでに制した阪神JF、桜花賞、オークスはどれも最強を体現したような走りで、過去の名牝達と比べても一番強いのではないかとさえ言われているようです。調整も万全で陣営も自信をもってここに挑んでくるようです。馬体も春から更に成長しており、フォトパドックなどを見ても本当に牝馬か疑ってしまうくらい重厚で迫力のある馬体をしています。
しかし、競馬に絶対はありません。勿論新しい三冠牝馬の誕生となればそれはとても素晴らしいことですが、皆が絶対勝つと思っている馬がいる時こそ、他の馬のオッズは高まります。限りなく低い確率かもしれませんが、個人的には安定よりもそういった波乱を狙っていく方が好きなのでここはリバティアイランド以外の馬が勝つ方に駆けたいと思います。
とは言え、やはりリバティアイランドに勝つとなるとそのイメージができるくらい強いパフォーマンスを過去にしている馬を選びたいです。前走オークス組は既に格付けが済んでしまっていると考えると秋華賞好走実績のある前走紫苑ステークス組から選んでいきたいと思います。昨年はスタニングローズが紫苑ステークスを制しそのまま秋華賞を制しました。今年の勝ち馬「モリアーナ」もそのチャンスはあると思っています。前走では開幕週の中山コースを最後方から馬群を縫うような最速の上がりで勝利しました。これまでマイルを使って培ってきた経験が2,000mで通用することが分かり、陣営も自信を持って秋華賞のタイトルを狙いに来ています。鞍上の横山典弘騎手は大胆かつ馬の潜在能力を引き出す騎乗が得意で、モリアーナの素質を十分に活かすことが出来る騎手です。まさにこういった大一番に向いていると言えます。しかし前走いくら後ろから凄まじい末脚を使ったとは言え、リバティアイランドより後ろからレースを進めた場合は、彼女に勝つのはかなり厳しいような気がします。横山典弘騎手が本番でどのような騎乗、コース取りをするのかが今からとても楽しみです。
※数値データはJRA-VAN様より引用させて頂いております